就職活動で企業を調べるときのポイント（インターネット編）

みなさん、こんにちは！ふりーでんです。今回は就職活動中に企業を調べるときのポイントを紹介します。就職活動を始めたばかりだとどうやって調べたらよいかわからないという方も多いと思います。私なら、採用ページと投資家情報（IR情報）ページを使用して下調べをしたいと考えていますが、なぜその２つのページを見るのか、どのような視点で見るのかを紹介しますので、参考になれば幸いです。

１．採用ページ

まずは各企業の採用ページを見ましょう。採用ページには、仕事内容、勤務地、初任給、休日・休暇、福利厚生制度などが記載されているので必ずチェックしましょう。

仕事内容

仕事内容については、実際には入社後の配属先によっても異なるので（いわゆる「配属ガチャ」ですね）、ここでは自分がやりたい仕事（またはできそうな仕事）があるか、仕事内容と自分の志向が大体合っているかを確認する程度で十分です。

勤務地

勤務地を確認するときのポイントは２つです。１つ目はメインとなる勤務地がどの地域か、２つ目は転勤の可能性がありそうか（転勤の場合はどの程度のものになりそうか）です。社員が１か所（本社など）に集まって仕事をする形態や特定の地域または全国の営業店に配属になって仕事をする形態など、企業によって勤務形態が異なります。どの地域に勤務になるか、転勤等は許容できる範囲かどうかという視点で確認するとよいです。

初任給（給料）

初任給も多くの方が気になる項目です。地域差や個人差もあるので一概には言えませんが、その地域（都道府県）の平均初任給や同業他社の初任給と比較するのが１つの見方になります。

その他にも、休日・休暇、福利厚生制度など様々な情報が記載されています。たくさん書いてあってどこから見ればわからないという方もいると思いますが、ある程度項目を絞って「ここだけはゆずれない‼」という基準を決めて見ていくとよいと思います。

２．投資家情報（IR情報）ページ

次に確認したいのが、企業の投資家情報（IR情報）ページです。投資家情報（IR情報）ページとは、投資家のために企業が情報開示しているページです。上場企業などは情報開示が義務付けられているので、たいていの企業であればこのページが設けられています。こちらは［企業名　投資家情報］や［企業名　IR情報］とインターネットで検索すると検索結果に出てくると思います。出てこない場合は、企業の公式ホームページから探すと見つかると思います。

「なぜ就職活動中に投資家情報（IR情報）ページを見る必要があるのか？」と疑問に思う方がいると思いますが、実はこのページも就職活動においても有益な情報にあふれています。

財務情報

まず見てほしいのは、企業の財務情報です。例えば、当期純利益を見ることで、その企業がしっかり利益を上げられているかを確認することができます。もし赤字（当期純損失）になっていたり利益が減少傾向になっていたりすると、その企業または業界が落ち目になっている可能性があるので注意が必要です。また、自己資本比率を見れば、その企業の借金の少なさを大まかに確認することができます。自己資本比率が高いほど安全性が高く、低いほど安全性が低いという指標になっています。業種によって自己資本比率の水準が異なるので、同業他社の自己資本比率を比較するとよいでしょう。他にも、売上高や資本金を見て企業の規模を確認するなど、様々なことを確認することができます。

事業計画・中期経営計画

また、投資家情報（IR情報）ページでは企業の事業計画・中期経営計画を確認することもできます。事業計画は、通常は次期の事業の予定・見込みのこと、中期経営計画では向こう３～５年の事業計画のことです。これらを確認することで、その企業の将来性や経営方針を確認することができます。その企業が今後も伸びていきそうかどうかやどの事業に力を入れているのかを調べることができ、こちらもぜひチェックしておきたい内容です。

時間のない方には決算説明会資料がおすすめ！

このように、投資家情報（IR情報）ページでは採用ページでは確認できない情報が満載です。しかし、すべての企業を細かく調べることは不可能です。ざっくり確認したいという方は、決算説明会資料を確認するとよいと思います。パワーポイント形式の資料を公開している企業や、中には決算説明会の動画（アーカイブ映像）を公開している企業もありますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてください！

まとめ

今回は就職活動中にインターネットを用いて企業を調べるときのポイントを紹介しました。

以上、参考になれば幸いです。