春闘とは?

みなさん、こんにちは!今回は春闘について一緒に勉強したいと思います。もうすぐ春闘の時期になり、これからニュースで見る機会も増えるかと思いますので、ぜひご一読ください!

就活生
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春闘って学生にも関係あるの?

ふりーでん
ふりーでん

春闘の結果も就活の業界研究に役立つかもしれないよ!

1.春闘とは?

①春闘とは

春闘とは春季生活闘争の略語で、労働組合が労働条件について企業の経営陣に要求し団体交渉を行うことです。毎年2月頃に労働組合が要求を出し、交渉を経て、3月頃に経営陣が回答を出します。2月~3月に行われることから春闘と呼ばれているようです。

ふりーでん
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春闘は、労働者が自分たちの労働環境を改善することを目的に、一致団結して経営者と交渉することなんだね!

通常、経営陣(雇う側)が強いので、労働者が個人で交渉しても要求が通りにくいとみられます。そこで労働組合として団結して交渉することで、自分たちの要求の実現を目指します。もし、要求が認められない場合はストライキを実施することもあります。

ストライキ

労働者による抗議の手法の1つで、労働を拒否すること。最近ではストライキが実施されることは少ないですが、昔は鉄道会社でストライキが発生し、電車が運休になることもあったそうです。

②春闘の主な要求項目

春闘の主な要求項目は賃金や一時金のような給与面です。その典型がベアでしょう。ベアとは、賃金のベースアップのことで全職員の賃金水準を向上させることです。我々労働者側にとってはベアが実現すれば理想的ですが、その分人件費が増えることになるので実現するのは容易ではありません。年齢や職位を絞って賃金のアップを要求することもあります。また、一時金については基本給の〇か月分のような形で要求することが多いです。

給与面以外では労働条件や労働環境の改善について要求することもあります。具体的には、労働時間(残業時間)の減少や休暇制度の整備を要求し、特に最近はワークライフバランスを重視するところも増えています。

2.学生が気にするべき春闘のポイント

給与面

やはり給与面の要求がどうなっているかを確認したいです。人件費を増やすにはその分収益を拡大させないといけないので、景気のいい業界の方が賃金が増えやすい傾向にあります。また、一度増やした給与を下げるのは労働者側もかなり抵抗するので、今後人件費が増えても経営状態に問題がないかを確認して最終的に判断することになります。まとめると、現在調子が良くて将来もその傾向が続くと予想されれば給与面が向上される可能性が高いと私は考えています。逆に見れば、春闘で給与面の要求がされていればその業界が今後順調にいくと予想できる1つの根拠になるかと思います。業界によっては、春闘の結果は産業ごとに調べることもできるので、自分の興味のある業界がどうなっているかを確認するとよいと思います。

〇要求額も大きいし実現もしている!→労働者も経営者も経営がよいと考えている!

×そもそも要求もしていない(または一時金がかなり下がっている)…→経営状態がかなり危険かも?

春闘の結果はすべてが公表されているわけではないので調べられない企業もありますが、同じ業種の企業でも調べられれば参考になると思います!

まとめ

今回は春闘について取り上げました。

春闘

労働組合自分たちの給与の向上等を目指して企業の経営陣に団体交渉を行うこと!

・最近はワークライフバランスを意識した要求も増えている!

学生も春闘の結果を気にすると就活で役に立つかも!

以上、参考になれば幸いです。

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