学生が株式投資を勉強するメリット

みなさん、こんにちは！ふりーでんです。今回は学生が株式投資を勉強するメリットを２つ紹介します。学生のうちは投資に回すだけのお金がないという方がほとんどです。「勉強したところで投資なんかできないし意味ないよ！」と考える方も大勢いると思いますが、実際に投資をしなくても株式投資を勉強するメリットはあると私は考えています。１つは就職活動で企業を調べる際に役に立つということ、もう１つは早いうちから視野を広げられるということです。その２つのメリットについて説明していきますので、参考になれば幸いです。

１．就職活動で企業を調べる際に役に立つ

まず１つ目のメリットは、就職活動で役に立つというものです。株式投資のために勉強した知識でも就職活動で役に立ちます。

就職活動で企業を調べるときに、多くの人は就活サイトに掲載されている各企業のページを確認すると思います。就活サイトでは、

・仕事内容

・勤務地

・初任給

・休日・休暇、福利厚生制度

などの多くの重要な情報が載っています。ほとんどの方は就活サイトを利用して企業を絞っていくと思います。

就活サイトで企業を調べた後、次はどのように調べるでしょうか？「その企業の説明会に参加する」や「その企業の評判をネットで調べる」など様々な方法があります。その中の１つの手段として私がおすすめしたいのは、企業の投資家情報ページを調べるということです。

就職活動で企業を選ぶ際には、「倒産するリスクが少なく、将来にわたって安定して働ける企業」「成長性のある企業」「しっかり利益を上げられる企業」などを意識して調べると思います。他方で、投資家が投資先の企業を選ぶ際には、「成長性のある企業に投資して値上がり益を狙う」「安定して稼いでいる企業に投資して配当を狙う」といったことを重視して投資します。こうやって見るとわかるとおり、就職活動と株式投資は実は似ていると私は考えています。

「よい企業」とは…

・負債が少なく（＝自己資本比率が高い）倒産しにくい安定している

・将来の成長性がある

・毎年安定して利益を稼げる（⇒高い配当を安定して株主に還元できる）

⇒就職活動でも株式投資でも共通している‼

就職活動の際に投資家目線でも企業を調べることができれば、企業選び・企業分析の際にとても役に立ちます。採用ページだけを見ていても、その企業の安定性・成長性・収益性というのは分析できません。企業の投資家情報ページでは、その企業の財務情報や経営方針（事業計画）などを調べることができます。採用ページと併用して投資家情報ページを使用することができれば有利に働きます。

しかし、就職活動でいきなり投資家情報ページを見てもこの数字が何を意味しているのか分からないという状態に陥ってしまいます。上場企業の場合は投資家への情報開示が義務付けられており、投資家情報ページがない場合でも必ずどこかで情報開示をしているはずです。だれでもアクセスできる情報ではありますが、その情報を使う側に知識がないと意味がありません。学生のうちから株式投資の勉強をしておけば、その知識を就職活動でも生かすことができます。

２．視野を広げられる

２つ目のメリットは視野を広げられるということです。

①社会情勢

私自身、学生のうちは社会情勢にはあまり興味がありませんでした。就職活動を始めてから、面接対策のためにニュースを読むようにしたものの、元々興味のない内容で正直苦痛でした。それに、就職活動のためにニュースを読むよりも元々社会情勢に興味がある人の方が面接には強いです。

社会情勢に興味を持つための１つの手段が、投資を勉強することです。株価は社会情勢による影響を大きく受けるので、投資に興味を持つと自然と社会情勢へのアンテナも張るようになります。普段から社会情勢をチェックするようになれば、就職活動や社会人生活でも役に立つので、ぜひ学生のうちから投資の勉強を始めてほしいと思います。

②人生の選択肢

また、視野を広げるというのはもう１つの視点があります。それは、将来の人生設計です。最近FIREというのが流行になりつつありますが、FIREをするには若いうちからの投資が必須だと私は思っています。もちろん稼ぐ力や支出を抑えることも重要です。しかし、「一日でも早くリタイアしたい！」という方は投資もうまく使っていく必要があります。投資のスタイルにもいろいろとありますが、インデックス投資や積立投資などを考えると長期目線で投資をする方が有利だと思います。つまり、若いうちから投資を始められるようにしておけば、場合によってはFIREという選択肢もあるということです。このように、投資を勉強しておくと人生の選択肢を増やせる可能性があり、若いとさらに人生の幅が広がる、というのが私の考えです。