みなさん、こんにちは!今回は、私が最近ニュースでみた、なぜ金利の上昇は銀行に有利に働くのかを一緒に勉強していきたいと思います。銀行業界に関心がある就活生はぜひご一読ください!
金融には興味があるけど、金利の上昇とかよくわからない…
これから一緒に勉強しよう!
目次
1.銀行の収益構造
銀行はどのように利益を上げているか確認しましょう。みなさんは銀行に口座を開設していますか?学生でもほとんどの人が銀行口座を持っていて、その口座で家族からの仕送りやアルバイト先からの給料を受け取ったり、家賃や電気代を支払ったりしていることでしょう。また、みなさんが銀行を利用する機会はほかにもあり、家や自動車を購入する際に住宅ローンやマイカーローンを利用することもあるでしょう。また、企業は設備投資をする際に銀行からお金を借り、その新しい設備で稼いだお金を源泉に銀行へ返済します。
銀行は市民や企業から預金という形でお金を集め、集めたお金を市民や企業にローンや融資という形で貸し付けます。我々が銀行にお金を預けると利息がつきますが、銀行もローンや融資を返済してもらう際に利息をつけて返してもらいます。この銀行が受け取るローンや融資の利息と銀行が支払う預金利息の差が利鞘となり、これが収益の源泉となります。
2.なぜ金利が上昇すると銀行業の収益は拡大するのか?
先ほど利鞘が収益の源泉になると書きました。現在、銀行が我々預金者に支払う預金利息はかなり低くなっており、例えば三菱UFJ銀行の普通預金金利は2022年2月10日時点で年利0.001%となっております。100万円を預けても10円の利息しか付きません。一方、例えば住宅ローンの利率は年利2.475%~となっております。また、変動金利が採用されているものは適用する金利の変動によって利率が変動するので、適用する金利が上昇すると利率も上昇します。銀行側の目線で見ると、金利が上昇すると受け取る利息が増えるので収益が拡大します。これが、金利が上昇すると銀行業の収益は拡大するといわれる理由だと思います。
預金者としては、金利が上がる分預金利息も上げてほしいですけどね笑
3.金利の上昇要因
そもそも金利はどんな要素で決まるのでしょうか。金利の変動には主に、①景気、②物価、③為替相場、の3つの要因があります。一般的には、①景気がよくなる、②物価が上昇する、③円安が進む、ということが生じると金利は上昇する傾向にあります。個人的な印象だと、現在は、景気はあまりよくないものの、物価は上昇傾向で円安も進行しているので金利が上昇しているというイメージです。景気・物価・為替相場を予想することは難しいので金利がどう変動するかは私にはわかりませんが、金利が上昇するだろうと予想する人にとっては銀行業が有力な就職先の1つになると思います。
ただし、退職まで40年程度勤めることを考えると、今の金利上昇だけで判断するのは注意が必要!
まとめ
今回は、なぜ金利の上昇は銀行に有利に働くのかを一緒に勉強していきました。
・金利が上昇すると利鞘が拡大するので銀行の収益は増える!
・今後も金利が上昇すると予想すれば銀行は安定して収益があげられる業界の1つになるかもしれません。
以上、参考になれば幸いです。
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