みなさん、こんにちは!今回は、MOSエキスパートレベルでも出題され、実務でもよくつかわれるVLOOKUP関数を紹介します。使い方がわからないという方や、MOSを勉強中という方はぜひご覧ください!
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の勉強から取得まで(一例)目次
1.VLOOKUP関数とは?
どのような時に使う?
VLOOKUP関数は、特定の値(検索値)で表(データ)を検索し、関数式を入力したセルに目的のデータを表示させる時に使用します。例えば、出席番号と名前のデータが表として存在している時に、別のセルで特定の出席番号の人の名前を表示させることができます。
構文
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)
引数 | 説明 |
---|---|
検索値 | 表(データ)を検索する時に用いる値。 |
範囲 | 検索対象。データがまとめられている表。 |
列番号 | 範囲の〇列目のデータを表示するかを指定 |
検索方法 | FALSE:完全一致を指定する場合 TRUE:近似一致を選択する場合 |
2.具体例
今回は、A1:C6の範囲に用意された名簿のデータ(A列出席番号、B列名前、C列フリガナ)を用いて、VLOOKUP関数を使って出席番号に応じた名前を表示させてみます。
①名前を表示させる場合
B列にある名前を表示させる場合、まずは検索値に出席番号、検索対象となるデータを指定する範囲にA1:C6を指定します。次に列番号ですが、今回は出席番号(A列)で検索しそれと同じ行の名前(B列)を表示させるので、2(検索する列から数えて2列目)を指定します。最後に、検索方法にはFALSEを指定して、表示させたいセルに入力します。
②フリガナを表示させる場合
次にフリガナを表示させてみます。基本的には先ほどのケースと同じですが、列番号に3を入力します。これは、左から3列目のデータを表示させるという意味です。
3.注意点
検索方法は必ずFALSEにすること!
検索方法はデフォルトだとTRUE(近似一致)になっていますが、実際に使う場合は99%以上FALSE(完全一致)を指定します。近似一致だと意図しない結果となる可能性がありますので、VLOOKUP関数を使う際には必ず検索方法にFALSEを指定しましょう。
範囲に指定するデータの左端の列を検索値にすること!
VLOOKUP関数は、範囲として指定したデータの左端の列で検索をかけます。したがって、検索をかける列よりも右側のデータしか表示させることはできません。
まとめ
今回は、VLOOKUP関数を紹介しました。
・ある値をkeyにしてデータを検索して目的の値を表示させるときに使う関数
・検索方法には必ずFALSEを指定すること!
・データの左端の列を検索値にすること!
以上、参考になれば幸いです。
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