経理の資格として最もポピュラーなものは日商簿記だと思います。簿記の資格は経理の業務をこなすのに必須なのでしょうか?今回は、経理業務に資格は必須なのかを考えていきます。
私自身は日商簿記を取得して経理業務をしていましたが、職場には持っていない人もいました。
結論としては、資格を持っていなくても仕事はできるが、持っている方がよいと私は考えています!
目次
1.そもそも簿記の資格とは?
まず、簿記という言葉を確認しましょう。簿記とは、毎日経営活動を帳簿に記録(仕訳)し、その記録をもとに決算時に計算書類を作成することで特定の期間の経営成績やある時点での財政状態を明らかにする技術のことです。
簿記の内容は、
①日々の仕訳を記録すること
②計算書類を作成すること
の大きく2つに分けられます。
簿記の実力を測る資格としてオススメなのは、商工会議所が実施している日商簿記でしょう。3つある簿記の資格の中で最も有名なのは日商簿記だと思いますので、これから簿記の資格を検討している方には日商簿記がオススメです。
日商簿記とは?(私が学生時代に取得した資格の紹介)2.経理業務に簿記の資格は必要?
資格がなくても経理業務はできる
結論から言うと、簿記の資格がなくても経理業務をこなすことはできます。経理業務では実務経験も重視される分野なので、実務経験を積むことができれば資格がなくても業務をこなすことができると思います。
それでも資格はある方がよい!
簿記の資格がなくても業務をこなすことはできますが、それでも資格はある方がよいと個人的には考えています。簿記の基礎を学ぶためには資格を取得するのが最も良いです。
実務では日々の仕訳を記録する担当と決算処理を行い計算書類を作成する担当が分かれている場合があります。仕訳から計算書類までの一連の流れを学ぶことができるのも簿記を勉強するメリットです。
そもそも簿記の資格がないと経理部門に配属されにくい
経理業務は実務経験が重視されやすい分野なので、経験も資格もない人は経理部門に配属されにくいです。実務経験がない状態から経理部門を志望する場合には、簿記の資格を取得するのが最も効果的です。
転職を考える場合にも、募集条件に資格が含まれていることがあります。会社によって事業内容が異なるので、実務経験だけでは他の会社でも通用するか未知な部分があります。
【経理】資格(簿記)と実務の違いまとめ
今回は、経理業務に簿記の資格は必須なのかを考えました。
・資格がなくても経理業務はできる!
・それでも簿記の資格は取った方がよい!
以上、参考になれば幸いです。
日商簿記3級の勉強方法